「不変と革新」 ~100年経営への道~

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日本には創業100年以上の企業が2万社以上ある。こうした長寿企業の多くは持続的な成長を目指す独自の経営理念を持ち、顧客や従業員、地域社会との結びつきを大切にしている。日刊工業新聞社は2011年に長寿企業に学ぶ「100年経営の会」を立ち上げた。目的の一つは多くの危機を乗り越えてきた経営を長寿経営として理論化し情報発信すること。会員企業の歴史から長年培われた日本型経営の優れた点を探る。
「貫く企業理念」はこちら

ナベヤ

"時流適応"鋳物史刻む

ナベヤ(岐阜市、岡本知彦社長、058・271・6301)の創業は1560年。織田信長が今川義元を桶狭間で破った年だ。・・・続きを読む>>

パイオラックス

あらゆる素材の「弾性」研究

社名の「パイオラックス」は「パイオニア(先駆者)」「エラスティシティー(弾性)」などからとった造語。・・・続きを読む>>

シマブンコーポレーション

「とりあえずやってみよか」

シマブンコーポレーションの木谷謙介社長は、2010年にスローガンとして掲げた「とりあえずやってみよか」の精神が成果を上げつつあることを実感している。・・・続きを読む>>

セーレン

一貫加工で生き残り

持続的成長を目指す経営を研究する「100年経営の会」シンポジウムがこのほど都内で開かれ、講演者の一人、川田達男セーレン会長兼社長の語る「企業は変われるか」という経営論に、来場者は熱心に聞き入った。 ・・・続きを読む>>

新東工業

顧客と密着 国内重視

「この鋳物の町、川口には活力がみなぎっている。皆さんの懐にしっかり飛び込みます」。鋳造・表面処理設備メーカー、新東工業の永井淳社長は、都内に置いていた東京支店を8月に埼玉県川口市に移転し、あいさつ回りでこうアピールした。・・・続きを読む>>

羽生田鉄工所

圧力容器 総合エンジに

羽生田鉄工所(長野市、羽生田豪太社長、026・296・9221)は、圧力容器技術の蓄積を生かし、キノコ生産用の高圧殺菌釜や炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を成形するオートクレーブなどの開発製造を手がけている。・・・続きを読む>>

日本生命保険

保障し続ける使命感

約120年の歴史がある日本生命保険。生保業界は生活への保障から、時代のニーズに合わせた貯蓄性商品などに多様化し、すそ野を広げた。・・・続きを読む>>

三ツ矢エミタスタクシーHD

顧客第一で地域1番に

「タクシーはサービス業だ。タクシー会社は乱立している。良いサービスをどれだけ提供できるかが、生き残りのカギになる」。三ツ矢エミタスタクシーHD(千葉市美浜区、043・247・5050)の関口勝裕社長は、こう言い切る。 ・・・続きを読む>>

旭化成

「挑戦するDNA」継続

旭化成は時代の要請に応じたモノづくりを通じて変化し続けてきた。この根底に流れるのは、社員一人ひとりの「挑戦するDNA」(伊藤一郎会長)だ。・・・続きを読む>>

田代珈琲

コーヒーを軸に人育て

スペシャルティコーヒーとは「カップ一杯に際だった風味特性のあるコーヒー」のことだ。田代珈琲は、この10数年間で、卸売り主体から高付加価値商品のスペシャルティコーヒーに特化した小売り主体の業態に転換した。・・・続きを読む>>

豊工業

塗装のルーツに漆技術

豊工業(埼玉県久喜市、0480・58・7718)の4代目、豊島宏尚社長はこの8月、就任してちょうど10年となった。「がむしゃらに走り続けてきた。時間にゆとりができるようになったのは、本当にやっと半年ほど前から。これから新しいことに挑戦する」と次の10年をにらむ。・・・続きを読む>>

ダイネツ

”攻めと守り”国内に道

江戸時代後期の1813年、ダイネツ(堺市堺区、葛村和正社長、072・229・0223)は、鍛冶の炭焼きを手がける炭問屋として事業を起こした。昭和に入り、政府のコークス統制を受けて熱処理業に転換。1944年に熱処理事業を核にした大阪兵器熱工を設立した。2013年は創業200周年の節目だ。・・・続きを読む>>

阪和興業

3つの"ワーク"で成長

鉄鋼が主力の独立系商社、阪和興業は1990年前後、財テクで全国に名をはせた。しかし、バブル崩壊で巨額の損失を計上。94年3月期に本業専念を誓って再建をスタートした。それから18年。12年3月期の売上高は1兆5600億円と、当時に比べて約3倍になった。・・・続きを読む>>

日本濾水機工業

競合大手に真っ向勝負

日本濾水機工業(横浜市南区、橋本祐二社長、045・712・1211)は、2018年に創業100周年を迎える。素焼きの濾過筒の製造方法を開発し、事業をスタートした。当時は研究用として活用し、戦時中は旧陸軍の給水向けに製造した。戦後に厚生省(現厚生労働省)から災害用濾過機に指定され、各都道府県に納めた。・・・続きを読む>>

ハイキャスト

鋳造一筋結束力で挑戦

1916年に創業し、鋳造一筋に歩んできたハイキャスト(東京都板橋区、03・5375・9151)は、4年後に100周年を迎える。2010年に実父の高橋正敏前社長(現会長)からバトンを引き継いだ5代目の高橋健太郎社長は「100年」を通過点と位置付け、その先を視野に入れる。近く自社製品の設計・研究開発に向けたプロジェクトチームを新設し、これからの成長戦略を描こうとしている。“結束力”がこうした挑戦を可能にしている。・・・続きを読む>>

第一工業製薬

京都の地から独創技術

日本初の合成洗剤として、一時代を築いた家庭用ウール洗剤「モノゲン」。この製品名を聞いて懐かしさを覚える人も少なくないだろう。第一工業製薬の“稼ぎ頭”として成長をけん引した。現在は工業用薬剤メーカーとして界面活性剤の技術を生かし、幅広い業界に洗剤を含む中間材料を供給している。・・・続きを読む>>

シンフォニアテクノロジー

技術でしたたかに生きる

シンフォニアテクノロジーの旧社名は神鋼電機だ。神戸製鋼所のグループ企業を離れ、2009年に現社名に変更した。しかし、それ以前に長い歴史を持つことは意外に知られていない。・・・続きを読む>>

関彰商事

顧客の声聞き郷土愛貫く

「郷土の茨城県とともに成長した」。関彰商事(茨城県筑西市)の関正夫会長はこう言い切る。茨城県を中心に80カ所のガソリンスタンドを運営。赤い帽子をかぶった「セッキーくん」は地域のドライバーになじみのキャラクターだ。自動車や事務機の販売、人材派遣などのグループ16社の連結売上高は約1400億円。経営の根底には常に「郷土愛」がある。 。・・・続きを読む>>

福田刃物工業

製品は良心の反映なり

工業用刃物メーカーの福田刃物工業(岐阜県関市、0575・28・5888)は、100%正社員でノルマなし。60人前後の小規模だが、ここ5年間で中途退職は一人もいない。福田英資社長は社風について「のんびり」と表現する。それでいて高収益。2011年12月期は売上高10億円で、営業利益率は7%だ。・・・続きを読む>>

みょうばん湯の里

湯の花化粧品販路拡大

湯の花は地中から噴出する温泉ガスを活用し、わらぶきの三角屋根の「湯の花小屋」の中で、温泉成分の結晶を1日約1ミリメートルずつじっくりと“育てる”。これは当地独特の製造方法で、2006年に国の重要無形民俗文化財に指定されている。・・・続きを読む>>

日本ルツボ

開発は不可能を可能に

1885年の創業以来、日本ルツボはるつぼをはじめとする開発への挑戦を続けてきた。1960年入社の岡田民雄会長は、小泉信三元慶応義塾長の「練習は不可能を可能にす」をもじり、ことあるごとに「開発は不可能を可能にする」と口にし、決して諦めないことが肝要だと言い切る。・・・続きを読む>>

岡谷鋼機

質実剛健の企業風土

 1669年に創業し、340年余の歴史を刻んできた老舗鉄鋼商社の岡谷鋼機。名古屋市中区の現本社所在地で農具などを扱う金物屋を構えたのが始まりだ。その後は鉄鋼商社として発展し、今やグローバル企業へと成長を遂げた。・・・続きを読む>>

島津製作所

京都の先端産業を育成

 都が京都から東京に遷都された1869年。1000年にわたって繁栄してきた京都では、遷都後の発展が危惧されていた。しかし、1875年に創業した島津製作所が、後に京都で花開いた機械や電子部品など先端産業の礎を築くことになる。・・・続きを読む>>

昭和鉄工

ボイラ核に事業多角化

 2011年夏、世界中から注目された東京電力福島第一原子力発電所の復旧作業現場に昭和鉄工のクーラーがあった。配管工事不要の独立型という特徴が、急ごしらえの宿舎でも活躍。快適な環境をつくり出し、過酷な現場から解放された作業員の疲れをいやした。暖房機器の開発の歴史で蓄積した空調技術が、大いに生きた。・・・続きを読む>>

キリンビール

新ジャンル・海外に活路

 キリンビールは東日本大震災で被災した仙台工場(仙台市宮城野区)で、震災後の夏に岩手県遠野市で収穫したホップを使った「一番搾り とれたてホップ生ビール」を仕込み、昨年の11月2日から出荷を再開した。今年2月15日には瓶ビール製造ラインを再稼働し、工場の完全復旧を果たした。・・・続きを読む>>

司牡丹酒造

イベント通じ日本酒PR

「牡丹(ぼたん)は百花の王、さらに牡丹の中の司たるべし」―。高知県の酒造会社、司牡丹酒造の「司牡丹」は、明治維新の元勲である田中光顕が命名したブランド名だ。田中は高知県佐川町出身で郷土の酒を愛飲していた。・・・続きを読む>>

鈴廣蒲鉾本店

天然素材で「本物」作り

 消費の冷え込みが続く。鈴廣蒲鉾本店の売り上げで大きなウエートを占める年末年始商戦も前年並みにとどまった。しかし「こういう時こそ良いものから売れていく」(鈴木智恵子会長)という手ごたえ通り、天然素材にこだわり、製造技法の革新を重ねた高級品への支持が集まった。・・・続きを読む>>

NiKKi Fron

時流に合わせて業態転換

 NiKKi Fronの前身である日本機材を設立した春日栄太郎氏が残した言葉に「創業不易守成又難」(そうぎょうふいしゅせいまたなん)がある。創業の難しさと企業を守り続けることの困難さを説いた。・・・続きを読む>>

セラリカNODA

伝統産業と現代科学融合

 「徹底して農薬フリーの原材料にこだわった。」動植物が分泌する天然ロウの精製、ロウ製品の販売を事業展開するセラリカNODA(神奈川県愛川町)は、2012年から農薬フリーのミツロウでできたワックスを業界で初めて発売した。・・・続きを読む>>

長寿企業大国

伝統を守りつつ常に革新

 日本は世界に類をみない長寿企業大国である。帝国データバンクが企業データベースおよびそこに網羅されない小規模企業などに聞き取りを行ったところ、創業100年以上の企業は全国に2万5000社。・・・続きを読む>>

出光興産

「生産者より消費者へ」貫く

 「石油をストックしているのは、値上がりで金もうけをするためじゃない。得意先の事業に支障を来さぬためだ。商売繁盛しているのに資金繰りが苦しいのは、出光が消費者直売の営業方針を貫いているからだ」創業者であり、今なお店主と呼ばれる出光佐三氏の若き日を描いた映画「日本人」の中で、佐三氏は店員たちをこう言ってたしなめる。・・・続きを読む>>

キッコーマン

"日本の食文化"伝える

 日本の代表的な調味料「しょうゆ」を主力商品とするキッコーマン。だが、同社の海外事業の歴史はすでに半世紀を超え、2017年の株式会社化100周年を前に売上高で過半となることは確実だ。・・・続きを読む>>

神戸製鋼所

次世代技術がグループ結ぶ

 神戸製鋼所の経営には多様性がある。1905年に鈴木商店の鉄鋼部門として創業。市場の動きをとらえ顧客がほしいと思う商品を用意する商社にルーツを持つこともあり経営の根幹に据える新技術・新製品には時代を先取りするものが多い。 ・・・続きを読む>>

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